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【人事の本音】面接対策で重要な質問は?Vol1:キャリアプラン編

Hr Interview Question Careerplan 01

初めまして!最近ずっと気になっていた企業の内定を勝ち取った「つかさ」です。シリーズものとして「人事の本音」を綴った記事を投稿しているのですが、今回は「面接対策で重要な質問であるキャリアプラン」について、約20年人事として働かれている「にこはら」さんに本音で聞いて見ました。

WRITER

にこはら|現役人事

人事フリーランスの卵 / 現役人事

現役の人事として活躍中。約20年に渡って培ってきた採用管理や組織コンサル、人事総務・労務管理などの多様な経験を元に、今もキャリアアップを続けています。記事の執筆では、これまでの会社メンバーと共に歩んできた人事制度の構築や新卒採用の経験、自分自身が転職・キャリアアップしてきた経験などを活かして、これから新たなキャリアを歩む人の支えになるコンテンツを発信しています。

AID-TRUTH Members.

AID-TRUTHは、バックエンドエンジニアやディレクター、人事で活躍する人など、現役で活躍する人たちが実体験を活かしてコンテンツ発信をしています。

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【概要】採用面接においてキャリアプランがどれだけ重要なのか

結論を先に伝えるとキャリアプランを面接対策で準備して話せるようにしておく事は、超重要です。キャリアプランは仕事をする上で土台・根っことなる一要素で、しっかり準備して面接で語れる事で「自分の人生において働く重要性をしっかり考えられる人」「自社にマッチしていて長く当社で活躍できるイメージができる人」と思わせる事ができる為です。

  1. 募集要項のスキル・経験や志望理由の準備に専念しがち
  2. 2次面接~最終面接で特に重要になる
  3. キャリアプランの具体的な回答例

キャリアプランは2次面接~最終面接で特に重要になる

キャリアプランは、主に2次面接以降で聞かれます。

1次面接ではスキル面の確認がメインで、募集している目先の仕事・役割を任せられるかという観点で面接するので、キャリアプランを語れなくてもクリアできます。

しかし、2次面接以降は役員など経営クラスとの面接です。「会社に合っている人物か」「他の皆を協力・協調して働けるか」「中長期的スパンで当社に貢献してもらえるか」という目線であなたを見極めていきます。

会社の成長と共に成長ができる人材かを知る為には、会社の価値観と、自分自身が進みたい道の方向性が合っているかどうかを見極める必要があります。

会社が人を採用する時は、なにもその人の能力だけが欲しいわけではありません。会社が大切にしている価値観と自分の価値観とをすり合わせ、共感し、中長期的に勤める事で自分も成長させつつ、会社の成長に貢献してもらえる人材であるかを見極めてはじめて、採用を意志決定します。

そういった意図もあるので、キャリアプランを聞く事で当社で活躍できる人材であるかどうかのイメージを想像するわけです。

キャリアプランの具体的な回答例

実際にどのような回答があったのかご紹介します。下記は実際にメーカー法人営業職を募集している中で、実際に最終面接で話してくれたキャリアプランの内容です。

私自身の仕事の目的は、自分が関わった商品で価値提供し、多くの人を救い、沢山の貢献感を得る事です。その為、最初は法人営業として、直接顧客と接して関係性を構築し商品提供をする為に着実に行動する事で、会社に求められる成果・結果を出します。3年後、一人前の営業として認められた後はマネジメントに携われるように、後輩育成や研修などに携わって活きたいです。自分自身だけが営業は数に限りがあり、私の目的を果たす事ができません。なのでマネジメントの役割に就き、育成・指導をして自分の分身を沢山輩出する事は組織の力で、より多くの人が救えるようになり、自分の仕事の目的に直結できる事になります。なので御社で営業職として誰よりも早く高い実績を上げ、マネジメントに挑戦し、多くの人材になる事が私の当面のキャリアプランになります。

この方の場合は自分の仕事の目的を先ず面接官に伝えていて、目的を見据えた上で自分が何をするかという事を順番に語ってくれました。

本人のやりたい事と、会社のやって欲しい事がマッチしている事が明確であり、中長期で活躍してもらえるイメージが持てたので、無事に合格&内定となりました。

逆にキャリアプランの回答として不足しているなと思う時は「自分がどうなっていきたいのかが見えない」ケースです。

「3年後には別部署の✖✖という業務ができるようになり、より多くのスキルで貢献できるようになりたい」「3年後マネジメントに挑戦したい」「10年後には役員に・・・」などなど、一見数字を入れてわかりやすく具体的に話してくれているように見えるのですが、「より貢献できるようになったらあなたはどうなるのですか?」「役員になったら何が出来てどのような事をしたいと思うのですか?」と突っ込んでみると、答えに詰まってしまうケースが多いです。

これは転職軸が定まっていない証拠でもありますね。

まずは、ご自身の転職軸や転職してやりたい事・仕事の目的をしっかりと明文化して、それを実現するにはどのような時系列を踏む必要があるのかを考える事。この事がキャリアプランになりますよ。

注意ポイント】募集要項のスキル・経験や志望理由の準備に専念しがち

面接対策をする上で「志望動機」や「自分が貢献できるスキル経験」などの準備は、多くの人がそれなりに準備をしてきます。求人票に記載がある事で自分がどれだけ役に立てるかを回答する為なので当然ですね。

しかし「あなたが入社して〇年後どのように活躍したいですか?」「求人票の役割がひと段落したらどんな事をしたいですか?」など、募集内容から少し未来の事を聞くと途端に言葉に詰まってしまう方がいます。

とにかく目の前の会社面接をクリアする事に一生懸命になり過ぎてしまい、自分が仕事を通じてどう成長していきたいかを忘れてしまうわけですね。

働く上で大切なのは「仕事ができるか」ではなく「仕事を通じてどのような生き方」をしたいかを見据えている事です。つまり働く事でどうやって計画的に成長できるかというキャリアプランが、しっかり考えられている事が大切になってきます。

まとめ

  1. 募集要項のスキル・経験や志望理由の準備に専念しがち
  2. 1次面接ではなく、2次以降最終面接で特に重要になる
  3. キャリアプランの回答は「自分が仕事で何を実現したいのか」という仕事の目的をベースに考える事

キャリアプランを準備する事で、あなたが仕事を通じて何を目指していて何を大切にしているかが深く理解でき、会社側が入社後どのように活躍して貰えそうかがイメージできるようになります。しっかり準備をして、面接官に伝えて、あなたのキャリア形成において、心強い味方にしちゃいましょう。応援してます!

また、もし採用面接を控えていたり、これから転職活動をしようと考えている人は、自分の回答をできるだけ印象よく面接官に伝えるために、プロのキャリアアドバイザーに模擬面接をしてもらいましょう。下記のどの状況の人でもメリットがありますよ。

シチュエーションメリット
既に採用面接を控えている人模擬面接や面接企業の分析をしてくれる
応募先企業の固有の
質問を気にしている人
応募先企業の頻出質問や気にしていることなど、企業ごとの対策をしてくれる
応募企業がまだ少ない人応募したい企業をヒアリングしてくれ、ベストな求人をピックアップしてくれる
転職に自信がない人転職理由や希望条件をヒアリングの上、ベストな応募企業や採用面接のコツをレクチャーしてくれる

下記にまとめた知名度の高い信頼できる転職エージェントを使えば、プロのキャリアアドバイザーが専任で上記のようなサポートをしてくれます。

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