- 転職活動が長引いていて不安...
- 早く現職を辞めたいのになかなか内定が決まらない...
- エントリー通過できず不採用も続いていて焦っている...
様々な理由から転職を焦っている人も多いのではないでしょうか。
焦って転職活動をすると、企業とのミスマッチや妥協を生むことになり、良くない結果になるかもしれません。
そこでこの記事では、筆者や周囲の人のリアルな体験談も交えながら、焦る原因と心構えから解決策まで、徹底解説しています。
転職活動で焦る必要はありません。この記事を参考にしながら落ち着いた転職活動をしていきましょう...!
INDEX
なぜ転職で焦るのか?5つの原因と心構えを経験者が解説
あなたも、転職活動で焦っちゃダメと理解はできているはず。とは言っても、エントリー通過しなかったり、数ヶ月も転職活動が長引いていたり、早く現職から抜け出したい気持ちがあったり...どこかで不安や焦りを感じてしまうものです。
筆者の私も過去の転職経験でたくさん実感してきました。まずは焦る原因を冷静に把握して、すべき心構えを理解していきましょう。
転職活動が長引いていて焦っている...
転職活動を1,2ヶ月も続けていれば、「そろそろ結果を出さないと...」「このまま転職活動が長引いたらどうしよう...」と不安が生まれてくるものです。
それに、さっさと転職してしまって現状から解放されたい...と思えば思うほど、転職のことで頭がいっぱいになって、より一層焦りが出てしまいます。
【心構え】転職に時間が掛かるのは当然のこと(標準は3ヶ月以上)
マイナビによる「転職動向調査2023年版(2022年実績)」を参照してみると、そもそも転職期間って平均3ヶ月くらいなんですね。さらに、2ヵ月〜半年未満が4割程度もあるので、3ヶ月以上の期間は必要なのだと心算しておきましょう。初めからそれだけ時間が掛かるんだと算段を立てておけば、転職期間中の焦りも少しは減りますよ。
なかなかエントリーが通らなくて不安が募る...
自分が気になった企業に応募をしても、なかなかエントリー通過しなかったり、せっかく採用面接をしても不採用になったりすると「このままではヤバい...」と不安と焦りが襲ってきますよね。
それに自信も無くなってきて、応募を躊躇してしまうようになると、転職活動も長引いてしまって、より一層焦りが増えてくることもあります。
【心構え】応募社数を増やして数打ち当たる事も大切(平均は27.0社)
Dodaによる「転職成功者の平均応募社数」を参照してみると、平均の応募社数は27.0社、さらに60.3%の人は11社以上に応募しています。もしまだ数社しか応募していなくて、エントリー未通過で悩んでいれば、試行回数が少ないだけかもしれません。他の人がこれだけ応募して成功しているのだと思えば、エントリーのモチベーションも少しは上がるかもしれません。
良い求人をライバルに取られそうで焦っている...
「早くしないと良い求人が他の人に取られてしまう...」「もう良い条件の求人に出会えないかもしれない...」こんな不安を覚えることもありますよね。
人気の求人のエントリー通過を勝ち取るためにも早くアピールしないと...と考えると焦ってしまいます。
【心構え】恋愛と同じく自分と相性の良い企業を探す姿勢が大切
「転職活動は恋愛と同じ」と私がこれまで相談してきたキャリアアドバイザーは仰っていました。ライバルと超人気の異性を奪い合うのは焦りやストレスも感じるけど、自分と相性の良い異性を見つけようとすると、落ち着いて冷静に探せる心構えになります。
転職でも自分の希望条件と転職理由を明確にして、その自分の希望とマッチする企業をゆっくり探せば良いのです。私の周囲の人も、条件や理由が明確であればある程すんなり転職成功させていますよ。
早く現職を辞めたいのに抜け出せない...
「現職がブラックでろくに休暇も確保できない...」「上司やお客からの叱責などでストレスが多い...」さまざまな理由で現職から早く抜け出したい気持ちが募っていきます。
早く新しい環境に身を置いて、辛い現状から解放されたいと思えば思うほど、転職活動の焦りが強くなっていくこともあるでしょう。
【心構え】冷静に進めよう!転職先でも同じ末路を歩まないように
当然ですが焦って転職をすると、妥協して内定先を決めたり、自分の希望条件を落としてしまったりして、転職の質は確実に下がります。一番最悪なのは、転職したはずがまた同じ不満を感じてしまうこと。そうならないために、現状の辛さに何とか耐えながら、冷静な判断をしていきましょう。
既に離職していて転職先を決めないとヤバい...
退職してから転職活動をしようと既に離職している人もいるのではないでしょうか。この場合だと、早く決めないと、経済的・キャリア・気持ち的に、焦りは増える一方でしょう。
もちろんこうならない為にも在職中の転職がお勧めなのですが、事情があってやむを得ない退職をした人も多いはず。
【心構え】離職しても経済と気持ちの余裕を最優先にしよう
あなたは今、転職活動を最優先事項としていませんか?転職は1ヶ月後に終わるか、3ヶ月後に終わるか、いつ終わるか分からない不安定なものです。もし今あなたの経済状況が不安定であれば、実家に戻ったり、アルバイト・パートを始めたり、経済と精神の安定が最優先事項です。いくら離職しても転職活動はゆとりを持って進めましょう。「あと1ヶ月あれば転職できそうだから...」という考えは厳禁。
転職で焦ると危険!3つの体験談から教訓を得よう
焦った転職活動は企業とのミスマッチを生んだり、再転職を検討するハメになったり、入社後に後悔することも多いんです。なぜ転職活動で焦るとリスキーなのか、実際の体験談から見ていきましょう。
企業とのミスマッチで再転職を検討することになった
私は、大手化粧品会社の事務職として勤めていたのですが、残業が月に50時間を超える月も多く、ブラックな勤務状況から脱出したくて転職を希望していました。
事務職 / 24歳 / 女性
リモートで自由に働けるイメージのあるエンジニア職に元々興味を持っていて、元々大学の頃にプログラミングの知識入れていたので、エンジニア転職に踏み切りました。
でも5社くらいエントリーしてみてもなかなか通過しなくて、焦りが募ってきて条件を落としたりしつつ、何とか内定をいただけました。
内定先の企業は、働き出してみると結局残業時間が多くなって、また再転職を検討する羽目になりました。
現職がブラック企業だったり、何とか現状から抜け出したい気持ちがあっても、焦らずエントリーの試行回数を増やしましょう。妥協して条件を落とすと、結局今の悩みを解決できない転職に陥ってしまう可能性があります。
給料やイメージだけで転職して後悔した
同僚に昇進している人が多い中、私はなかなか評価がされない上に、担当の顧客からのクレームに悩まされる日々でした。
金融 / 31歳 / 男性
金融の今の仕事以外に、自分に最適な職があるのではないかと、転職を試みることにしました。
あまり応募した求人は多くなかったのですが、1社エントリーも採用面接もスムーズに進んだ会社があり、ベンチャーの営業職で給料もよく、新しい環境に惹かれて転職しました。
しかし、働いてみるとクライアントの奪い合いが多く、社内の雰囲気がピリピリしていて、正直前職の方が社風が合っていました。
やはり転職活動では希望条件と転職理由の明確さが大切です。評価されない理由は何か...今の職が合っていないならどんな職が合うか...ストレスの少ない環境とはどんな空間か...そういった事を言語化できた方が後悔のない転職ができます。
焦って先に退職をしたら経済的・精神的な余裕が無くなった
現職が原因で身体を壊してしまい、しばらく休職期間も貰っていたのですが、仕事にうまく貢献できない状況も続き、仕方なく退職しました。
元々転職を検討していたのですが、職もなくなったので、焦って転職活動を始めました。
離職したから時間は作れたけど、貯金も削られていく一方で早く転職先を見つけないと、生活できない状況に追い詰められていました。
結果、あと1,2ヶ月あればより良い転職先が見つかりそうだったけど、妥協して第4希望くらいの転職先に決まりました。
IT業界 / 26歳 / 男性
やむを得ず退職しないといけない状況はあると思いますが、いくら離職するにしても経済的に気持ち的に余裕を持たないと、焦りや不安の多い転職活動となります。よほどの理由がない限りは在職中の転職活動を強くお勧めします。
もう焦る必要はない!転職を成功に導く4つの対策
ここからは焦らずに転職成功させる対策を解説していきます。
転職活動の「質と量」を見直して改善しよう
転職活動に焦りを感じている場合は、まずは転職の「質と量」を見直してみましょう。思うように転職活動を進められていないと感じる場合は、成功に必要な活動の質と活動の量を担保できていない可能性が高いです。
転職成功に必要な「活動量」
まずは活動量を増やすこと。試行回数が多くないと理想の転職に繋がる確率も上がりません。
- 求人ピックアップ量
- 応募数
- 面接回数
まずは、これらを増やしていきましょう。具体的に増やす量は、数字で見ると分かり易く、1社の内定を得る為には下記の試行回数が必要となります。
- 応募(エントリー)数が22回
- その内の5社と採用面接
- その内の1社の内定獲得
※2023年1月~12月の間にdodaエージェントサービスを利用して内定を得た人のデータを元に「書類通過率」と「一次面接通過率」を算出|参照元記事
また、応募数の標準を分かっていない人も多く、他の人と比べてエントリー数が足りないから、良い結果に繋がっていないだけというケースもあり得ます。同じくdodaの調査によると、転職成功している人の平均応募社数は「27.0社」です。
※2023年1月~12月の1年間にdodaエージェントサービスを利用して内定を得た人のデータを元に算出|参照元記事
まずは、活動の量から増やしていくように心がけましょう。
転職成功に必要な「活動の質」
一口に質と言っても様々な要素が考えられます。
- 応募企業の選定
- 職務経歴書
- 転職活動の進め方
- 採用面接
しかし、どのフェーズにも共通して大切なことが、転職の軸(希望条件と転職理由)がどれだけ明確なのか、です。
正社員として転職をする場合は結局のところ、求職者が企業と長い目で見てマッチするかどうかが重要なポイントとなってきます。
求職者の希望条件や転職理由が、企業のスタンスや働き方にどれだけ合っているかを話し合っていく必要があるから、転職の軸が「転職活動の質」と密接に関わっているのです。
例えば、私であれば下記のように3つの希望条件を主軸に転職を進めていました。
- 身体の都合上リモートメインで勤務
- 技術力を上げられる新規制作案件の多い環境
- 年収の30万以上アップ
応募企業の選定においても、職務経歴書においても、採用面接においても、転職の軸が明確であればあるほど、効率よく満足のいく結果につながります。
転職期間の基準を知って計画的に進める
冒頭にもお伝えしましたが、転職期間の平均は2, 3ヶ月。また、2ヵ月未満が4割程度、2ヵ月〜半年未満も4割程度とバラつきもあるので「◯ヶ月あれば転職できるだろう」と決めつけないようにしましょう。
年代や転職経験によって差はあるものの、1ヶ月 〜 3ヶ月、半年未満のラインに割合が多くあります。
例えば内定・退職まで4ヶ月見るとしたら下記のような計画がベストでしょう。
- 【2週間 〜 1ヶ月】転職準備、資料作成
- 【2ヶ月】求人応募、採用面接
- 【2週間 〜 1ヶ月】内定、退職
実際は、有給を活用して時間を確保したり、採用面接もリスケになるケースもあるので、事前にある程度計画して、焦らないように対策しましょう。
複数の選択肢を持って転職活動にゆとりを作る
転職や就職で第1希望が叶うことは滅多にありません。理想は、2,3社の内定を確保して、最後に慎重に転職先を選択できる状態です。
また、転職の軸(希望条件と転職理由)を決めたら、希望条件の中でも優先順位をつけることが必須です。例えば下記のような希望条件があるとしましょう。
- 身体の都合上リモートメインで勤務
- 技術力を上げられる新規制作案件の多い環境
- 年収の30万以上アップ
全てが叶う選択肢だけを見るのではなくて、年収はあまり上がらないけどフルリモートな求人も確保しておいたり、1,2つの条件が当てはまるだけでもチャンスを逃さないようにしましょう。
そして最後に、自分が決めた条件の優先順位や社風を参考値にして、複数の選択肢から絞っていく方法が、焦りのない進め方です。
転職エージェントで焦る必要のない転職活動をする
正直言って、転職サービスに甘えるのが安全な解決策。最近だと「転職エージェント」が一番心強いサービスです。
プロのキャリアアドバイザーが、求人ピックアップから資料作成や面接のサポートなど、あなたの転職を徹底サポートしてくれる無料サービスとなっていて、私もこれまで何度も使っています。
転職エージェントを使えば、あなたの状況に合った転職成功までの目安期間を教えてくれたり、必要な準備もサポートしてくれるため、圧倒的に気持ち的な焦りが少なくなります。
転職エージェントで焦る必要のない転職活動ができるメリットは下記の4点。
- 面接や選考等の転職スケジューリングのサポート
- ベストな転職理由と希望条件のヒアリング
- おすすめ求人のピックアップ
- 履歴書や職務経歴書などの資料作成のサポート
やっぱりプロのアドバイザーが味方になってくれるだけで、焦りも少なくなるし、色んな情報も貰えるので、ゆとりを持った転職活動ができます。
最後に、お勧めのサービスをパターン別にまとめておきますね。
キャリアプランから提案してくれる若手ハイエンド転職エージェント
CMでも話題になっている「ASSIGN転職エージェント」。このサービスは、求人提案の前にあなたのキャリアプランの相談からしてくれ、自分の価値観や転職理由・希望条件に的確な求人紹介をしてくれる点に魅力が詰まっています。
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20代ミドルのサポートに強い転職エージェント
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既卒、第二新卒に特化した転職エージェント
既卒、第二新卒や高卒・フリーターなど正社員経験の少ない方におすすめな転職エージェントは「ネオキャリア」の特化型エージェント。筆者の同僚からフリーターの頃に活用していた経験を聞いていて、キャリアアドバイザーの丁寧なサポートが、転職初心者にとってはかなり心強かったみたいです。
IT・Web・ゲーム・クリエイティブ業界に強い転職エージェント
筆者も実際に活用したのは「ギークリー」や「レバテックキャリア」という知名度のあるサービスです。エンジニア・デザイナー・ディレクター・プランナーなど幅広い求人を保有しており、業界特化のサービスなので心強いです。
転職エージェントは複数利用がおすすめ!
転職エージェントは複数利用OKです。複数登録すると、紹介してもらえる求人の幅も広がる他、異なるキャリアアドバイザーにセカンドオピニオンのように相談できるので、より一層安心して転職活動を進められます。
どれも無料で利用できて気軽に相談からできるサービスばかりなので、気になったものがあれば申し込んでみましょう。