仕事をしながら転職活動をしていると「現職にバレないか」「仕事と転職を両立できるか」「やってはいけないNG行動はあるか...」などの不安が出てくるのではないでしょうか。
しっかりと対策をしないまま転職活動をしてしまうと、現職でトラブルを起こしてしまったり、転職活動がスムーズに進められないといった事態が起こるかもしません。
そんな事態を避けるために「仕事をしながらの転職活動でやってはいけない6つの過ち」について、実際に過ちを犯してしまった人の体験談も交えて解説します。
この記事にまとめたポイントを押さえれば、トラブルなく安心して転職活動を進められるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
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Ran｜現役ディレクター
Planner / Director
ゲーム業界の現役企画職/ディレクター。社内でリリースしているゲームアプリの顧客調査や新規企画、顧客満足度向上などに努める。日々の業務では、ネイティブアプリエンジニアやフロントエンド / サーバーサイドエンジニア、UI/UXデザイナーなど幅広い職種との関わりがあり、この現役の経験を活かして記事を執筆させていただいております。
AID-TRUTHは、バックエンドエンジニアやディレクター、人事で活躍する人など、現役で活躍する人たちが実体験を活かしてコンテンツ発信をしています。
INDEX
仕事をしながらの転職活動をトラブルなく進める方法
仕事をしながら転職活動を進めるなら「現職の会議と転職面接のダブルブッキング」や「現職のWi-Fi・PCでの転職はNG」「現職の誰に転職の報連相をすべきか」等など...やってはいけない過ちや注意点が沢山あります。
筆者の私も在職中の転職を2,3度経験していますが、やってはいけない事を知らなかったせいで、トラブルなどの辛い経験をしてきました。
そんな過ちを未然に防ぐためにどうすべきか...
結論を言うと「転職エージェント」を使って、プロのキャリアドバイザーに情報をもらいながら転職活動をすると失敗を避けられます。
特に、下記に当てはまる人は必要になってきます。
- これから転職活動をしようとしている人
- 仕事しながら転職活動中の人
- 退職してからの転職活動を検討中の人
例えば、これから転職をしようとしている人も、転職エージェントを使えば「転職の開始時期や手順」「仕事をしながら転職活動する場合のコツや注意点」といった相談ができます。
さらに、実際に転職活動を始める場合はこのようなサポートを受けられる良さがあります。
- エントリーミスを防ぐ求人選定フォロー
- 現職の日程に合わせた面接のスケジューリング
- 模擬面接を通してNG行動をレクチャー
また、退職してから転職しようと考えている場合にも、退職のリスクや現職の誰にどのように相談すべきか、などの適切なアドバイスもいただけます。
上記のように、転職エージェントを使えばご自身の状況にあったサポートを受けられるから活用すべきなんです。
広告臭いと感じるかもしれませんが...筆者の過去の経験を基に考えてこれが結局ベストな方法だったので、先にお伝えさせてもらいました。
どんな転職エージェントを使うべきかは「仕事しながらの転職活動は転職エージェントの活用が必須」の見出しをご参考にください。
仕事をしながらの転職活動でやってはいけない6つの過ち
それでは、本題の「仕事をしながらの転職活動でやってはいけない6つの過ち」について解説していきます。
- 企業名が明確でない求人に応募する
- 現職の予定と採用面接がダブルブッキングしてしまう
- 会社のPC・スマホ・Wi-Fiで転職活動をしたり、仕事中に転職活動をする
- 同僚や知人に転職活動中であることを話したり、SNSに書く
- 就業規則で退職に関する項目について確認していない
- 転職理由や希望条件が曖昧なまま転職活動をしてしまう
1.企業名が明確でない求人に応募する
求人サイトを調べていると、業界や募集内容だけが書かれて、企業名が記載されていない求人を見かけることもあると思います。
このような企業は現職の企業だったり、取引先の企業の可能性があり、応募することで転職活動をしていることがバレてしまう可能性があります。
心構え：オファー型の求人サイトは注意、転職エージェントが安牌
オファー型の求人サイトでは、スキルの親和性ある求職者が企業にオススメされる仕組みなのですが、現職の企業に自身の情報が見られてしまうこともあるので注意が必要です。
もちろんオファー型も魅力あるサービスなので使っても良いですが、転職エージェントを使えばバレたくない企業を事前に伝えて除外してもらえるので、安心して転職活動ができます。
2.現職の予定と採用面接がダブルブッキングしてしまう
仕事をしながら転職活動をしているとスケジュール管理が難しく、仕事の会議と転職の面接がダブルブッキングすることもあります。
転職エージェントを利用すれば、担当のキャリアアドバイザーが面接の日程管理もしてくれますが、もちろん自分で面接に使う時間を確保しないといけません。
心構え：業務時間外や有休を活用してスケジュール管理をしよう
下記のように採用面接のスケジュールを確保すると、ダブルブッキングの可能性もなく安心できますよ。
・有休を活用して時間を作る
・業務開始前・終了後の時間を使う
・会社が納得できる理由で休む
キャリアアドバイザーと連携しつつ、なんとか時間を確保しながら上手な立ち回りをしましょう。
3.会社のPC・スマホ・Wi-Fiで転職活動をしたり、仕事中に転職活動をする
会社のPC・スマホ・Wi-Fiを使って転職活動をしたり、仕事中に転職活動をするのはNG行動です。
会社貸与の通信機器にはログが記録されている場合が多く、コンプライアンスの厳しい大企業などでは監視ツールが導入されている場合がほとんどです。
転職活動をしていることがバレてしまうだけでなく、貸与機器の私的利用として就業規則違反になる場合もあります。
【心構え】会社に関係するツール等は使わない方が無難
社内のカレンダーに面接の予定を入れたり、社用メールで転職活動をすることも、控えておきましょう。管理職や上司がアクセスできる場合もあって、リスクがあります。トラブルを避けるためにも、現職で使用している機器やツールは使用しない方が無難。
4.同僚や知人に転職活動中であることを話したり、SNSに書く
同僚や友人、社外の人に転職活動をしていることを話したり、自身のSNSに転職活動中であることを書いたりするのは控えておきましょう。
同期に話したことで間接的に上司に転職活動中であることがバレたり、SNSでの投稿が上司や人事の目に触れてバレてしまう可能性もあります。
転職活動中であることがバレると、有給等で休みが取り辛くなったり、人手不足の企業の場合は転職を引き留められることもあるので、注意が必要。
【心構え】相談が必要なら転職エージェントにするべき
もし誰かに相談したかったり、自分の転職活動に問題がないか確かめたい場合は、やはり転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントであれば、担当のキャリアアドバイザーがきちんと機密性を守って、あなたの現職での状況や転職の悩みを相談してくれます。
5.就業規則で退職に関する項目について確認していない
転職活動を始める際は、あらかじめ就業規則の退職に関する項目について確認するべきです。
法律上は退職の申し出は退職日から2週間前とまでに行えばよいとされていますが、会社によっては就業規則でそれより前に申し出なければならないと定められている場合があります。
就業規則を守らなかったことで現職とトラブルを起こしたり、転職先に入社日をずらしてもらうことになり、迷惑をかけてしまうという事態は避けたいです。
心構え：現職への退職報告は内定後が安全
まだ内定が出ていない段階で退職の正式な相談はしないでおきましょう。もちろん内定をもらえなければ、現職を続ける必要があって、退職を宣言してしまっていると面倒な状況になっています。
この辺りの退職の一般的なルール感や現職への伝え方も、キャリアアドバイザーがフォローしてくれるので相談しておきましょう。
6.転職理由や希望条件が曖昧なまま転職活動をしてしまう
- 「どこか良い会社はないかな...」と何となく求人を探している
- とりあえず気になった求人に応募
- 今の会社での不満や負担が多いので抜け出すために転職を急いでいる
上記のような転職活動は成功につながりません。
転職理由や希望条件が曖昧なまま転職活動をしてしまうと、採用担当者に「うちと合っているか判断できない」と思われてしまいます。
そして、自分の転職理由・希望条件が明確でも、企業のことを詳しく知らなければ、面接でスムーズな会話ができません。
上記のことを踏まえて、いわゆる転職の軸（転職理由・希望条件）や企業分析などの準備をおろそかにするのは、やってはいけない過ちと言えます。
心構え：転職の軸（転職理由・希望条件）の明確さが成功の秘訣
正社員として転職をする場合は結局のところ、求職者が企業と長い目で見てマッチするかどうかが重要なポイントとなってきます。
その判断をするための重要な材料が「転職理由と希望条件」。この点においても、自分で考えるのが難しい場合は、キャリアアドバイザーに頼りましょう。筆者の私も過去に利用した転職エージェントで必ずアドバイスをもらうようにしています。
仕事しながらの転職活動で失敗しないために体験談から教訓を得よう
焦って転職活動をしたり、時間がない中で独りで転職活動をしていると、企業とのミスマッチを生んだり、再転職を検討するハメになったり、入社後に後悔することも多いんです。
そこで、やってはいけない過ちを犯さないためにも、筆者自身の経験やこれまで私が関わってきた人の体験談から教訓を得ておきましょう。
同僚に転職活動中のことを話してしまって現職で気まずくなった
中堅メーカーで働いていましたが、体育会系の雰囲気が強く、会社の古い体質にうんざりして転職を考え始めました。
不安も大きかったため、同僚と飲みに行った際に転職を考えているということをつい話してしまいました。
2週間後くらいに上司との1on1ミーティングがあったときに「転職とか考えてるの？」と聞かれました。
うまくはぐらかしましたが、その後上司がどう思っているか気になってしまい、居心地が悪くなってしまいました。
おそらく、自分がいない飲み会で同僚が話してしまったのだと思います。仲の良い同僚であっても、同じ会社の人には話さない方がよかったと後悔しています。
メーカー/30歳/男性
転職活動を考えると「不安だから...」「仲の良い同僚だから...」という理由で人に話したくなってしまうこともあると思います。ですが、どこから話が漏れてしまうかわからないので、なるべく人には話さないことをおすすめします。
応募数数が少なすぎて成果も出ず、転職活動が長引いてしまった
金融業界で4年ほど営業として働いていましたが、仕事内容にあまり興味が持てず、別業界の営業職に転職したいと考えました。
転職は初めてだったのでどのくらいの数を受けたらいいかわからず、とりあえず興味のある会社に5社ほど書類を出しました。
応募から1週間ほど経って、2社ほど書類が通過しました。ですが、1社は一次面接で落ちてしまいました。もう1社は最終面接まで行くことができたのですが、面接から2週間くらい経ってから不合格の連絡が来ました。
連絡待ちの時間もあったので、この時点で転職を始めてから1か月半くらいかかっていました。2、3か月で終わらせたいと考えていましたが、結局内定が出るまで5か月ほどかかってしまいました...。
営業/27歳/女性
やはり転職活動では希望条件と転職理由の明確さが大切です。評価されない理由は何か...今の職が合っていないならどんな職が合うか...ストレスの少ない環境とはどんな空間か...そういった事を言語化できた方が後悔のない転職ができます。
ネガティブな転職理由しかなくて上手に面接ができず不採用が続いた
特にやりたいことがなく、なんとなく楽そうだからという理由で入社した中堅企業で事務職として働いていていました。
そのような理由で入ったためやりがいはなく、さらに思っていたよりも残業も多い上、人間関係もギスギスしていました。
そのため、転職活動を始めましたが、今の会社から逃げたいという理由が強くて、企業が納得のいくような転職理由はありませんでした。
今よりも給料を上げることができて、残業が少ないということを希望条件として、手当たり次第に応募をしていて...
30社ほど書類は出したので、いくつか面接までは行くことができましたが、今の企業と別業界を受けた際に「なぜこの業界なのか」ということを聞かれた時に、納得感のある回答をすることができず、不採用が続く状態となりました。
事務職/24歳/女性
「今の会社が嫌だから転職したい」というだけでは、面接で納得感のある回答をすることはできません。ネガティブな転職理由よりも、自分の希望条件を明確にした上で「なぜこの業界なのか」「なぜこの企業なのか」という理由を答えられるように業界分析・企業分析を十分に行いましょう。
焦って先に退職をしたら経済的・精神的な余裕が無くなった
IT業界で働いていましたが残業が多く、自分の時間が取れない上、現職の影響で体を壊してしまったため、退職してから転職活動することにしました。
退職してからの転職活動は思ったよりも精神的に辛く、貯金が削られていく感覚や正社員に戻れないのではないかという不安に追い詰められていました。
なかなか仕事が決まらないことに焦ってしまい、自分の希望条件を満たしていないところも手当たり次第に応募しました。
結果として、内定はもらえましたが、もう少し続けていたらもっと条件のいいところに行けたのではないかと後悔しています。
IT業界/26歳/男性
「時間が全く取れない」「体力的に厳しい」などの理由でやむを得ず退職しないといけない状況はあるかもしれませんが、経済的・精神的に追い詰められた状況では冷静な判断も難しくなるでしょう。よほどの理由がない限り、在職中に転職活動をすることをおすすめします。
仕事しながらの転職活動は「転職エージェント」の活用が必須
「仕事しながら転職活動をする上でやってはいけない6つの過ち」で解説した通り、在職中の転職活動では周りの人に相談したことで現職にバレてしまったり、現職の予定と面接予定との調整が上手くいかなかったり、トラブルやミスが付き物です。
そんなトラブルを起こさないためにも、下記のようなメリットがある「転職エージェント」を活用が安牌です。
- エントリーミスを防ぐ求人選定フォロー
- 現職の日程に合わせた面接のスケジューリング
- 模擬面接を通してNG行動をレクチャー
- 履歴書や職務経歴書などの資料作成のサポート
ジャンル別にお勧めの転職エージェントをまとめたので、ご自身の状況や条件に最適なエージェントを選んで、無料相談から行動を起こしてみましょう。
キャリアプランから提案してくれる若手ハイエンド転職エージェント
CMでも話題になっている「ASSIGN転職エージェント」。このサービスは、求人提案の前にあなたのキャリアプランの相談からしてくれ、自分の価値観や転職理由・希望条件に的確な求人紹介をしてくれる点に魅力が詰まっています。
価値観を軸にキャリアプランを描き、あなたと採用企業の双方とやりとりをしてくれ、キャリアの実現に併走してくれる心強いサービスです。下記のフォームから無料転職相談が可能なので、まだ登録をしていない方は、この機会に今のキャリアの悩みを打ち明けてみましょう。
20代ミドルのサポートに強い転職エージェント
第二新卒や既卒の方も含めた20代に特化した転職エージェントなら「アゲルキャリア」がおすすめ。登録からキャリア相談、面接・ES対策、特別選考ルートでの採用面接...とスピード感と安心感のある転職サポートが強みのサービスです。
ポテンシャル重視や若手育成に力を入れている意欲度の高い企業について、詳しく情報をもらえる点も良いところ。もちろんスピードが強みと言っても、エージェントにじっくりと慎重に相談することも可能です。気になる方は相談からでもしてみましょう。
既卒、第二新卒に特化した転職エージェント
既卒、第二新卒や高卒・フリーターなど正社員経験の少ない方におすすめな転職エージェントは「ネオキャリア」の特化型エージェント。筆者の同僚からフリーターの頃に活用していた経験を聞いていて、キャリアアドバイザーの丁寧なサポートが、転職初心者にとってはかなり心強かったみたいです。
IT・Web・ゲーム・クリエイティブ業界に強い転職エージェント
筆者も実際に活用したのは「ギークリー」や「レバテックキャリア」という知名度のあるサービスです。エンジニア・デザイナー・ディレクター・プランナーなど幅広い求人を保有しており、業界特化のサービスなので心強いです。
転職エージェントは複数利用がおすすめ！
転職エージェントは複数利用OKです。複数登録すると、紹介してもらえる求人の幅も広がる他、異なるキャリアアドバイザーにセカンドオピニオンのように相談できるので、より一層安心して転職活動を進められます。
どれも無料で利用できて気軽に相談からできるサービスばかりなので、気になったものがあれば申し込んでみましょう。
仕事しながら転職活動をする上でよくある質問
在職中に転職活動をしても違法にならない？
在職中に転職活動をすることは違法ではありません。日本国憲法で「職業選択の自由」が認められており、自由の転職活動を行うことができます。
就業規則で在職中に転職活動が禁止されていたとしても、就業規則よりも日本国憲法の方が優先されるため、違法になることはありません。
在職中に転職活動する人はどれくらいいる？
株式会社マイナビが20代～50代の正社員（1,500名）を対象に行った調査によると、転職者のうち、73.1%が在職中に転職活動をしているという結果でした。
仕事しながら転職活動する方が多数派のようです。
入社日や退職日の調整はどうする？
まず就業規則を確認し、退職の申し出をいつまでに行えばよいか確認する必要があります。
退職までの期間を考慮し、面接の際に入社希望日を応募先に伝えましょう。一般的には内定から1～3ヶ月ほどが多いようです。
内定が出たら、内定先と入社日を調整し、入社日より前に退職日を設定しましょう。
中途採用を行う企業は、なるべく早く人が欲しいという場合が多いため、内定から入社までの期間は長くなりすぎないよう調整するべきです。
仕事しながらだと平日にハローワークに行けないが、どうすればいい？
ハローワークの開庁時間は平日の8:30～17:15であることが多く、仕事をしている方は行くのが難しいという方が多いと思います。
ハローワークによっては平日夜間や土曜に開庁していることあるほか、求人を検索できるインターネットサービスもあるので、そちらを活用するとよいでしょう。
まとめ：6つの過ちを犯さず転職成功させる秘訣
既にお伝えした通り、仕事をしながらの転職活動でやってはいけない6つの過ちは下記の通りです。
- 企業名が明確でない求人に応募する
- 現職の予定と採用面接がダブルブッキングしてしまう
- 会社のPC・スマホ・Wi-Fiで転職活動をしたり、仕事中に転職活動をする
- 同僚や知人に転職活動中であることを話したり、SNSに書く
- 就業規則で退職に関する項目について確認していない
- 転職理由や希望条件が曖昧なまま転職活動をしてしまう
そして、転職活動をトラブルなく進めるためにも、素直に転職エージェントに甘えるのが成功の秘訣です。下記から、ご自身に合ったベストな転職エージェントに無料相談していきましょう。
