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エンジニア面接の5年後のキャリアプランを攻略!現役の例文や人事の意図も徹底解説

Strategy Engineer Careerplan 5year

現役エンジニアのつかさです!今まで、未経験エンジニアの面接や中途採用の転職面接で「5年後のキャリアプラン」を考える場面がたくさんありました。

とは言え「5年後とかめっちゃ先のこと聞かれても...まぁその時にならないと分からんよ...!!」というのが現役の本音。

そこでこの記事では、下記の点をおさえて、僕の実体験ベースで考えをまとめようと思います!

  1. そもそも5年後のキャリアプランを考える必要性って何だ?
  2. キャリアプランの例文と組み立て方
  3. 採用側の意図を理解して採用の勝率を上げるべし

サッと読んでもらって僕の体験が良い情報源になれば幸いです!

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WRITER

Tsukasa|現役エンジニア

Frontend Engineer / Web Creator / SEO Writer / Web Media Manager

現役のフロントエンドエンジニアで、「在庫管理アプリのフロントエンドリード」「プロ野球球団公式サイトの運用保守リーダー」「ECサイト実装」「Webサイト・LP実装」などの実績を積みながら、現在もWebクリエイティブ会社で活躍中。未経験からフロントエンドエンジニアに転職成功した実体験も活かして、当メディアを運営させていただいております。

AID-TRUTH Members.

AID-TRUTHは、バックエンドエンジニアやディレクター、人事で活躍する人など、現役で活躍する人たちが実体験を活かしてコンテンツ発信をしています。

【エンジニアキャリアプラン5年後】の必要性...もうわからない!教えてくれ!

そもそもキャリアプランの5年後ってどういう状況になっているのか?

5年後...いやぁ先の話ですよね。でも、5年後っていうのはエンジニアにとっては大きくキャリアが動く時期なはずなんです。僕はエンジニアや人事など色んな人の生々しい話を聞いているんで、そこからとある方の具体例を挙げますね。

新卒からIT企業入って、1年間は研修や簡単なプロジェクト等も入って、2,3年でだいたいのプロジェクトにはアサイン可能なレベルに技術・知識・業務慣れをしてくる頃でした。その後は新しく入社した若手も多くなってきて、自分から新入社員に簡単な業務をレクチャーしたり、はたまた小規模なプロジェクトのリーダーとして引っ張る機会も増えてきました。自分はまだ社内のエンジニアくらいでしかポジションを考えていませんが、思い返せば少しPMっぽいこともしていた。

それで、なんだかんだ5年経ったその時、社内評価システムの時期が来て、上司ともガッチリ面談する機会ができていました。そこで、今後の給料面や安定性のことを考えても、PMになっても良いのでは?と聞かれるが、個人的にはこのまま社内エンジニアとして開発者として活躍していきたい...うーん...

とまぁこんな形で、エンジニアの5年後にもなると、上流職のPMにキャリアチェンジするのか...今のまま社内エンジニアとして開発業務を進めるのか...というキャリアでの大きな決断が生まれることもあるんです。

そんな難しい時期の5年後というフェーズに対して、面接の段階でしっかりと考えられていると、計画性・エンジニアとしての熱量・成長意欲・自己分析・企業分析のクオリティ、こういった点を高く評価してもらえるんです。

さて、エンジニアのキャリアプランにとって5年後というのが重要な位置付けになるということですが、そういったプランニングを実際どうしていけば良いか、キャリアプランの実際の例文から学んでいきましょう!

5年後10年後のエンジニアキャリアプラン例文をアプローチ別に紹介

ここからはキャリアプランのアプローチ別の例文を見ていきましょう。職種で分けているのではなく、「技術職からPM」「開発者からテックリーダー」「開発者からプランナー」といったようにアプローチに分けて展開しています。

自分の将来をイメージしてもらって、もしこのプラン近いかも...と思ったら色々調べて拡張して、面接での回答に応用しても良いかと思います!

【例文①:管理職へ進む】インフラ・セキュリティ・ネットワークエンジニア → プロジェクトマネージャー(PM)

【結論】
最終的には御社でエンジニアチームとプロジェクトをマネジメントできる人材になりたいです。

【具体的な計画】
もちろん入社してから5〜10年後までは開発者として御社のインフラ構築案件をしっかりと熟していきたく、御社でネットワーク・サーバーの保守管理やセキュリティ強化の提案案件など様々なパターンを理解していきます。その中で得た失敗経験やチームや会社の悩みをしっかりと吸収していって、ゆくゆくはプロジェクトマネージャーとしても御社で貢献していきたいです。

インフラ・セキュリティ・ネットワークエンジニアへの就職を想定

【例文②:テックリードへ】アプリケーションエンジニア → テックリード

【結論】
5〜10年後くらいには、自分の技術力を駆使して提案やマネジメントのできるテックリードとして貢献したいです。

【具体的な計画】
そのためにも、入社したら担当案件に専念することはもちろん、デザイナーやディレクターとの関わりも積極的に持って、チームの悩みを理解していきたいと考えています。3〜5年後までは、新規アプリ開発や既存の保守・機能拡充など色んなパターンの案件を熟していき、最終的にはテックリードとして社内メンバーを引っ張れる人材を目指しています。

アプリケーションエンジニアへの就職を想定

【例文③:上流へ進む】SE(システムエンジニア) → セールスエンジニア

【結論】
SE(システムエンジニア)として基礎からスキルを身につけて実績を積んだら、3〜5年後にはセールスエンジニアとしても御社に貢献したいです。

【具体的な計画】
モノづくりが好きで技術職が向いていると考えているのですが、やっぱり開発したものがお客様にどう響くか、その反応も気になってしまいます。なので、営業としても顧客の悩みを理解していく必要があると考えています。入社してから数年間、しっかりとSE(システムエンジニア)の土台を作って、その開発経験をフル活用して5年後までにはセールスエンジニアとして御社の営業面もフォローできる人材になります。

SE(システムエンジニア)への就職を想定

【例文④:技術職特化】Webエンジニア → フルスタックエンジニア

【結論】
ゆくゆくはWeb開発のスペシャリストとして、フロントエンドもバックエンドにも精通したフルスタックエンジニアになりたいです。

【具体的な計画】
入社してからは開発を担当する言語のスキルアップに努め、同時に基本情報技術者試験の学習もして、まずはエンジニアとしての基礎を強固にしていきます。それから、3〜5年後くらいに余裕が出てきたら、自分の専門領域外の言語や案件にも積極的にトライしていき、フルスタックエンジニアとして企業の様々な案件で活躍できるスペシャリストになりたいです。

Webエンジニア(フロントエンド or バックエンド)への就職を想定

【例文⑤:別キャリアへ進む】Webコーダー/フロントエンドエンジニア → プランナー

【結論】
10年以内には、クライアントとユーザーに衝撃を与えられるクリエイティブ提案のできるプランナーになりたいです。

【具体的な計画】
デベロッパーとして技術者にしかない発想やデザイン提案ができると考えていて、そんな自分のアイデアで目を惹くクリエイティブをすることが私のビジョンで、実現するためにも、入社してから3〜5年後までは、御社の多様な業界の制作を経験していこうと考えています。それらの実装経験を糧にして、顧客と会社にエンジニアならではの提案をできる人材を目指しています。

Webコーダー or Web制作系フロントエンドエンジニアへの就職を想定

【まとめ】上記を参考にオリジナル回答を作りましょう

上記の例文では具体的な職種を想定して並べていますが、パターンさえ理解すれば、違う職種の例文でも自分の職種にアレンジできます。

例えば、プロジェクトマネージャーに進むキャリアプランのパターンはどんな職種でも目指せるので、例文を自己分析と企業分析を基に自分の職種用にアレンジしてみましょう。

何度も面接を経験してきた現役の僕的にも、やはり「オリジナルの回答」が響くと実感しています。アプローチ別の回答例をまとめていくので、ご紹介したパターンを参考にオリジナルで回答を作っていきましょう!

わからない人必見!エンジニアキャリアプランの考え方

ここからは5年後に限らずの話ですが、キャリアプランの組み立て方が分からない人向けに、ビジョンから考えてプランに落としみ、面接で活用するまでの方法をまとめていきます。

ステップ①:将来のキャリアビジョンを考える

まずは自分の仕事や働き方の将来像(キャリアビジョン)、最終的なゴール地点を決めましょう。

現役からのアドバイスですが、キャリアプランは具体的で現実性がないとダメですが、キャリアビジョンは多少「夢見るイメージ」で良いです。例えば下記のイメージ...!

  • 顔認証機能とかAIを活用した人々の生活を便利にする新規システムを開発したい
  • クリエイティブ系のエンジニアとしてユーザーをワクワクさせるアプリ or サイトを制作したい
  • インフラだけじゃなくセキュリティの技術も強固にして一企業の技術責任者レベルになりたい

こんな形で自分の個性や主張が際立っても構いません。結局は自分の理想像・将来像ですので...!とは言え、魅力的であるほど採用側に深掘りされるので、その職種自体の現実味のあるキャリアパスも理解する必要があります。

ステップ②:自分が目指すエンジニアのキャリアパスを調べる

他のエンジニアも辿っているであろう一般的なキャリアパスを理解をしておきましょう。例えば、Web系エンジニアのスペシャリスト路線なら下記のイメージ。

  1. フロントエンドエンジニア
  2. フルスタックエンジニア(バックエンドも理解)
  3. テックリード(プロジェクトを率いる事ができる)

他にもSE(システムエンジニア)やインフラエンジニアなど職種別のキャリアパスが知りたい人は、下記の記事をご参考にください。

ITエンジニアのキャリアパスは?職種別19事例や考え方、診断ツールを紹介!|Geekly Media様

ステップ③:3年後、5年後、10年後の各フェーズで必要なスキルや実績を整理

それから実際の行動計画を立てていきます。キャリアパスで具体例に挙げたWebエンジニアだと、下記のように、フェーズ毎に必要なスキルや経験を細分化すると考えやすいです。

10年後(テックリード)

  • マネジメント能力を身につけておく
  • 実際に複数のプロジェクトのリーダーの経験を積む
  • マネジメントや経営の理解を強固にするため「応用情報技術者試験」を取得

5年後〜10年後(フルスタックエンジニア)

  • バックエンドの案件も経験する
  • 制作・開発の初期段階の経験をする
  • エンジニア共通の基礎やITスキルを強固にするため「基本情報技術者試験」を取得

入社後・3年後〜5年後(フロントエンドエンジニア)

  • まずはフロントエンドに集中特化
  • Webアプリ開発の実績を積む
  • 複数メンバーとの共同開発を経験してコミュニケーション能力を鍛える

このように自分の職種に必要な技術や知識、経験を棚卸して整理していきましょう。

ステップ④:企業のビジョンや業務内容とマッチする要素を整理

次に、自分のキャリアビジョン・キャリアプランを実現するために「何故その企業じゃなければいけないか」を明確にしていきましょう。

例えば下記のようなマッチする要素です。

  • 御社なら数年後にはマネジメントやリーダーの経験もできる
  • 御社は社内でバックエンドやフロントエンドなど他の職種も抱えているから、自分以外の職種の理解もしやすい
  • 「プライベートで学習できる余裕を持つ」という社風に強く共感している

このように自分のキャリアプランを実現するための、志望動機を明確化できると完璧です!

現役から一点アドバイスです。ぶっちゃけ、キャリアビジョンやエンジニアになって何がしたいかわからない場合は、プロのキャリアアドバイザーに相談するのが手っ取り早いです。

転職エージェントなら今まで沢山のエンジニアを見てきているので、自分の目指す職種のキャリアパスも徹底理解しているし...面接先の企業が「何を期待しているのか」も企業の採用担当者との会話を通じて理解しています。

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エンジニア面接でキャリアプランを攻略する秘訣!採用側の意図を徹底理解しよう

エンジニア面接を攻略するためには、採用側の意図の理解がキーポイントとなります。採用側にもこれが知りたい...という強い思いはあるので、そこに応える準備が必要になります。

このメディアチームにはキャリア20年のベテラン現役人事がいて、その方にキャリアプランを聞く理由をインタビューしたですが、それを踏まえた採用側の意図が下記になります。

  1. 企業との中長期的なミスマッチを防ぐため(早期離職を避けたい)
  2. 企業分析と自己分析を言語化できるか確かめるため
  3. 未経験者なら特にエンジニアとして成長意欲があるか確かめたい
  4. 志望動機の強さ、熱意、将来のビジョンが知りたい

採用側がキャリアプランを尋ねる意図を人事目線でまとめたものになります。どんな質問でも同様ですが「なぜ質問しているのか」という聞く側の考えを理解しておくと、面接官に響く回答になりますよ。エンジニア未経験者は特に理解しておくように...!

この話については、にこはらさんに直接インタビューさせていただいたんですよねー!で、ですよ。要は、まとめたこの4項目を満たして採用担当者に魅力的にアピールできれば勝率は少しは上がりそうですよね。

例えば「未経験者なら特にエンジニアとして成長意欲があるか確かめたい」とかが分かりやすいですよね。採用側としては未経験だからどれだけ成長してくれるかが重要であって、そこでキャリアプランとしては3年後に〇〇の言語で〇〇のようなプロジェクトに参画して貢献していきたい...と具体的で再現性のあるプランを伝えられれば好感上がりますものね。

下記の記事で懇切丁寧に深掘りしているので、気になる人はそっちもご覧になってください!

【転職エージェントのすゝめ】企業別の頻出質問・技術質問を教わろう

ここからは、プロのキャリアアドバイザーにサポートしてもらう方法をアドバイスしていきます!自分で考えた回答文やお伝えした注意点やコツをプロにチェックしてもらったり、模擬面接をしてもらった方が勝率がグンと上がりますよ。

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エンジニアを目指すのであれば、IT・Web業界のエンジニア転職に強いエージェントがおすすめ。筆者や同僚も実際に活用していたエージェントをまとめておきます。

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