エンジニア転職で実際にされる技術質問を紹介したいと思います。
2021年〜2024年の間に、主にフリーランスの業務提携の交渉面接を10社以上行い、その中でも面接でも頻繁にされた技術質問をピックアップしています。
正社員転職も1人の開発メンバーとして面接されるという意味では同じなので、同様のパターンで質問がなされると思います。転職活動の面接対策の参考にしてみてください。
WRITER
Takagi|Web Creator / バックエンドエンジニア
Web Creator / Backend Engineer / Freelancer
現役のWebクリエイター/バックエンドエンジニア。これまで正社員のバックエンドエンジニアとしてキャリアを積んできて、そこからフリーランスのWeb Creatorとして活動を始める。現在は、HP制作・LP制作やライティングなどのWeb制作からバックエンド開発まで幅広く対応。
AID-TRUTHは、バックエンドエンジニアやディレクター、人事で活躍する人など、現役で活躍する人たちが実体験を活かしてコンテンツ発信をしています。
INDEX
【概要】ITエンジニア面接で学びになった技術質問
今回ピックアップする面接の概要
企業の業態など | 推定ポジション | 学びになった技術質問 |
---|---|---|
①顧客管理WEBアプリ自社開発企業 | バックエンドエンジニア | ・未経験言語、未経験フレームワークに触れることになるが問題ないか ・新しい案件に参画した時に気をつけていること |
②キャリア系WEBアプリ開発企業 | 開発エンジニア | ・〇〇は何かと言われたら答えられるか ・〇〇言語に触れてみてどう思いましたか |
筆者の面接時のキャリアや経験
- 重工業分析システムの開発エンジニア
- クラウドサービスのWEB管理画面開発エンジニア
- 社内システムの開発エンジニア
- 音楽データ管理システムの運用保守エンジニア
① 顧客管理WEBアプリ自社開発企業:未経験技術と新規参画時に関する技術質問と回答例文
応募先企業の特徴や面接背景
- ネットでもよく検索される大手企業
- 自社開発ですでに稼働しているシステムの再構築メンバーの募集だった
- 既に自社独自のフレームワークを使用していた
- 少人数精鋭で開発を進めるため、自走できる人材を探していた
質問①:未経験の言語、未経験のフレームワークに触れることになりますが問題ないですか?
未経験の言語やフレームワークに触れることについては全く問題ありません。私はこれまでの経験から新しい技術を学ぶことに対して非常に前向きであり、迅速にキャッチアップすることが得意です。
例えば、以前のプロジェクトでは全く触れたことのないPythonを使う必要がありましたが、オンラインリソースを活用したり、チーム内の有識者とコミュニケーションを取るなどして、実際の開発をスムーズに行うことができました。また、御社で扱う言語は独学で触れたことがあり、基本的な操作は理解しております。フレームワークにつきましても、類似したフレームワークには触れたことがありますので、御社での業務開始までに再学習致します。
また、チームで働くことを得意としておりますので、メンバーと連携をとりつつ、プロジェクトに貢献していくことを心がけています。
回答ポイント
- 事前準備として、様々な言語に触れておく
- 未経験分野については実案件ではなくとも「触れたことがある」ことを伝える
- 実稼働までにキャッチアップする姿勢を前向きに示す
- チームで連携して業務を行う姿勢を示す
質問②:新しい案件に参画した時に気をつけていることはありますか?
最初に、プロジェクトの目的、目標、スコープを明確に理解するよう努めています。クライアントやチームリーダーとのミーティングで、プロジェクトの背景やどのようなことが期待されているかを把握します。
次に、チームメンバーとのコミュニケーションを円滑にすることを重視しています。自己紹介をし、他のメンバーの役割や専門知識を理解することで、協力しやすい環境を作っています。
回答ポイント
- プロジェクトに貢献しようとしている姿勢を示す
- チームとコミュニケーションをとり協力して業務にあたる姿勢を示す
② キャリア系WEBアプリ開発企業:具体的な技術知識に関する技術質問と回答例文
応募先企業の特徴や面接背景
- 若手が活躍するベンチャー企業
- 経験が浅くとも積極的に挑戦できる場を提供している
- 設計〜テストまで、フロントからバックエンドまで全て担当できる人材の募集だった
質問①:トランザクションは何かと言われたら答えられますか?
はい、トランザクションは、データベースにおける一連の操作を一つの単位として扱うものです。トランザクションの主な目的はデータの一貫性と整合性を確保することです。
例えば、銀行の振込処理などでトランザクションが使われ、送金と受取が両方成功するか、両方とも失敗することでデータの整合性を保ちます。どちらかが成功してどちらかが失敗したという事態が起きないようにする仕組みです。
回答ポイント
- 知識力を試すため、用語や概念に関する質問はされることがあるため簡単に言えるようにしておく
- 細かい説明はできずとも、簡単な例を挙げて説明できれば「使用できる」ことを伝えることができる
質問②:Vue.jsに触れてみてどう思いましたか?
前提として、「Vue.jsに少しだけ触れたことがある」ということを伝えた上でされた質問です。
とても使いやすいと感じました。
Vue CLIを使ったセットアップが簡単で、すぐにプロジェクトを開始することができました。
シングルページアプリケーション(SPA)を構築することで、ページ遷移が非常にスムーズになり、ページ全体の操作が速く感じられました。また、データが変更されると自動的にUIが更新されるので、とても便利でした。手動でDOM操作をする必要がなく、コードがシンプルになりました。
回答ポイント
- 経験の浅い技術の場合、手順を追って利点を話すと実際に使用できることを示せる
- 技術の概要や特徴を押さえておくと、理解があることを示せる
- 専門用語は話せなくとも、実際に動かせることを伝えられると良い
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採用担当者に響く答えがまとまらなかったり、回答を作ったあと模擬面接をしてほしい場合は、必ず転職エージェントでプロのキャリアアドバイザーに頼りましょう。
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企業別の頻出質問はもちろん、どんな面接でも共通して聞かれる下記のような質問の対策もしてくれました。
- どんなエンジニアになりたいか
- 現在興味のある技術はありますか?
- エンジニアになるためにどのような勉強をしてきましたか?
- アプリやサービスなどをオリジナルで開発した経験はありますか?
- 最近勉強していることは何ですか?
- 将来のキャリアプランはどのようにお考えですか?
- これまでの経験を弊社でどのように活用できますか?
- 会社を選ぶ軸を教えてください
下記のどの状況の人でもメリットがあるので、まだ使っていない人は無料相談から進めておきましょう。
シチュエーション | メリット |
---|---|
既に採用面接を控えている人 | 模擬面接や面接企業の分析をしてくれる |
応募先企業の固有の 質問を気にしている人 | 応募先企業の頻出質問や気にしていることなど、企業ごとの対策をしてくれる |
応募企業がまだ少ない人 | 応募したい企業をヒアリングしてくれ、ベストな求人をピックアップしてくれる |
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まとめ & 転職や面接に役立つ情報
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